経皮的髄核摘出術後の治療方針について検討中です。
要件
①不便なく(痛み無く)体を動かせるようになる
②治療行為の実行性
③再発抑止
の、3つの要件で治療方針を考えています。
①については、「治療しても筋トレはできませんよ」的な治療はNGと考えています。
②については、治療費用が高すぎるとか、地理的にその治療行為を受けるのが難しいとかは、実行性が無いと思っています。
椎間板ヘルニアでの発痛の仕組み
坐骨神経痛になるまでは考えもしなかったことですが、ヘルニアが神経を圧迫しても直接的に痛みが発生するというわけでは無いとの事。
なぜ痛いのかというのは、このサイトにわかりやすく説明されていますが、線維輪が破れて髄核が染み出ることで、発痛物質が作り出されるとの事。神経圧迫は痺れや麻痺であり、痛み発症原因では無いという事。
ブロック注射で痛みが一時的に消えるのは納得がいきますね。
椎間板ヘルニア「摘出」術
様々な手術があるようですが、ここで言う「摘出」術は内視鏡や切開術を指しています。実際にヘルニアを摘出する手術。
私の理解では、これらの手術は線維輪に穴をあけますよね。そこで、個人的に気になってしょうがないのは、摘出して終わりですか?という点。
手術をしたら縫合するように、摘出手術において線維輪に穴をあけたら縫合するか、塞いだ方が良いのでは?じゃないと、手術によって(人為的に)髄核ダダ漏れの組織構造を作る、という事になるような気がしてなりません。
例えば、縫合術についてこんなのとか↓
線維輪の穴に人口メッシュを入れて塞ぐとか↓
http://www.medillustrationstudio.com/MLPersonalInjury.aspx?ProdId=46
海外の筋トレユーチューバーは、穴を塞ぐのは当然であるかのように話してるし(1:46以降)↓
www.youtube.co日本では線維輪縫合(塞ぐ)付きの椎間板ヘルニア摘出術はあるのだろうか?ざっと調べた限りでは、ヘルニアを摘出するだけで穴は塞がない様子。
椎間板ヘルニア「修復」術
椎間板は無血管組織で再生はできないと言われている様です。
っが、最近ではそんな事も無い様子、というか、椎間板や線維輪を再生する治療も将来は出てくるかもしれない↓
ただ、東海大学がやっているような椎間板再生は、結構先の話だと思うので直近での期待はできません。
再生レベルじゃなくても、少しでも椎間板を元気にする治療は無いだろうか。健康的なゲル状の椎間板に近づけば、ヘルニア戻しもできるかもしれない。。。
椎間板は老化で液体圧が下がると言われています。そして、液体圧が極端に低下している場合、圧力低下手術(経皮的髄核摘出術)は有効では無いと言われています。
私の場合、圧力低下手術(経皮的髄核摘出術;PD法)である程度効果が出ているという事は、椎間板はまだ新陳代謝が可能な状態である、という事を信じて(医学的につながっていないロジックだとは思いますが)、まずは、手術よりも線維輪や椎間板を元気にする治療を選びたいと思っています。
そこで、鍼灸とかどうなんだろうと。
鍼灸の効果は正直わかりません。やった事が無いので。
食事やサプリメントで栄養は十分に摂取しています。
睡眠も十分に。
後は、外部から第3者的な刺激によってミラクルが起きて、と。
とにかく、鍼灸に期待しているのは、フィードした栄養を椎間板が食べれるように関連の体内組織を整えてほしい、という事。
まとめ
手術によって線維輪修復、縫合、穴埋めができないのであれば、内視鏡のような本格的な手術を受ける前にやるべき事があると思っています。
結論としては、
- ブロック注射で痛み緩和治療を継続
- 鍼灸か何かで椎間板を元気にする治療
- 坐骨神経痛の症状がある程度落ち着けば、整体等で全身矯正