前回に続き、今回は、リトアニアの首都ヴィリニュスのおススメジムのご紹介です。
People Fitness Panorama
筋トレの為の環境
海外と日本のジムの大きな違いは、海外は、合理的で無駄な物がない。
いきなり、余談です。
これまで国内外の様々なジムを見てきて日本のジムに対して思うのは、その施設の運営側が、「我々が運営してます」と主張している、という事なような気がします。
運営側が運営しやすいように秩序を作り=ルール作りをする、という文化が、運動する環境にまで根強く定着しているのが日本。
一方で、海外のジムは、トレー二ー中心という雰囲気。もしくは組織感が無い。このジムも例外無く、あるのは、コミュニティー。具体的には、そこにいるのは、筋トレに直接関係する人だけ。つまり、トレーニーとトレーナーだけです。別の言い方をすると、ルールを守ってない人はいないかな~、みたいな監視員的な人(日本のジムのように)は存在しないんです。
パーソナルトレーナーだらけ
筋トレを継続する方法として、第3者の視点で客観的に、コーチングしてもらうのも手段の一つだと思っています。
このジムでは、ほぼ全員がパーソナルトレーナー(/トレーニングパートナー)付きという感じでした。
日本では、コーチング文化が根付いていませんが、海外では、第3者視点で客観的に自分を分析してもらう事が当たり前なんでしょうね。
因みに、日本だと、第3者視点で見てもらうとなると、どうしても「教わる」という意識になりますよね。
長い間「学校」という「教わる」環境で育ってるので当然かもしれませんが、第3者視点で見てもらう、つまり、パーソナルトレーナーやトレーニングパートナーを付けるというのは、筋トレを教わる為ではありませんし、彼らも筋トレを教える人ではありません。
筋トレというのは、その人それぞれでやり方が異なります。目的も違いますしね。同じなわけが無いんです。なので、基本的に、パーソナルトレーナーやトレーニングパートナーは、答えを教えるのではなく、トレーニーの鏡としての存在になります。
つまり、答えはトレーナーには無くて、あなた自身の中にあるわけです。
パーソナルトレーナーやトレーニングパートナーは、専門知識や経験が豊富です。でも、あなたの筋トレに対しては無知です。あなたに合った筋トレはあなたの中に存在します。そのあなたの中にある筋トレを引き出すために、専門知識や経験が豊富なパーソナルトレーナーやトレーニングパートナーを使う、という事になります。
パーソナルトレーナーやトレーニングパートナーに様々な質問をして、それに対してフィードバックをもらう事で、自分の筋トレに関して様々な気づきが生まれるわけです。そして、それがさらなる学びの動機を生み、筋トレが継続していくという感じです。
これを実現するには、コミュニケーションが基本になるわけですが・・・その話はまた別の機会にでも。
フリーウェイトもマシンもぜ~んぶ充実!
では、実際の中の様子です。
凄い。フラッと寄ったジムでこのレベルですから。
今回は、胸と肩をガッツリやりました。満足。満足!
まとめ
ピープルと言う名は、トレーニーやトレーナーによるトレーニーやトレーナーの為のジム環境という意味が込められているような気がします。
ジムとしての環境や無人やコワーキングという要素も好印象ですが、それ以上にそのコンセプトに凄く共感した次第です。
結局の所、ジム自体は、ただ鉄の塊を集めた場所なのでそれ自体は無価値であるという事が、海外では普通の認識であるように思えます。
データ
Where
9, Saltoniškių g., Vilnius 08105 リトアニア
Open hours
月~金 6時30分~23時00分
土、日 8時00分~23時00分